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医療脱毛について
夏の季節はお肌の露出が多く、ムダ毛が気になる季節です。医療脱毛に関する様々な情報が溢れていますが、これらの情報を整理していきます。
脱毛の種類と違いについて
医療脱毛
レーザーを使用した脱毛です。エステや家庭用脱毛器で使用される光と比較し出力が高いため、少ない回数で毛の成長に重要な部位を破壊することができ永久脱毛効果を得ることが可能です。光脱毛に比べ火傷などの合併症のリスクが上がるため、対応できる医療機関でのみ行うことが可能な脱毛方式となっています。黒いものに反応して熱を発生させ毛を破壊するため、白髪には効果がありません。
エステ脱毛
光(IPL)を使用した脱毛です。レーザーと同じく黒いものに反応し熱を発生させる性質がありますがパワーが落ちるため医療脱毛と比較して回数や頻度が多くなります(30回位程度)。
家庭用脱毛器
光を使用した脱毛です。パワーが低いため家庭で行っても安全である脱毛方式となります。一時的な脱毛効果のみ得られます。
針脱毛
針を刺し通電することで毛根を破壊する脱毛です。レーザーや光で難しい白髪の脱毛やレーザー脱毛の副作用による硬毛化にも効果があるといわれております。特徴としてレーザーや光と比較し痛みが強い点が挙げられます。
レーザーの波長について
レーザーには波長というレーザーの特徴を表す数値があります。一般的に波長が長いければ皮膚の深いところへ届き、波長が短ければ皮膚の浅いところに届きます。体毛の性質としてひげやデリケートゾーン(VIOライン)の一部は皮膚の深い部位に毛根があり、その他手足や体幹部、顔などは比較的浅い部位に毛根があるといわれております。短い波長のものはメラニン(黒い色)に強く吸収され熱を発生させるので、日焼けをした黒い肌に照射すると火傷のリスクが高くなるため避けることもあります。脱毛に使用される波長は一番短いもので755nmのアレキサンドライトレーザー、長いもので1064nmのYAGレーザーとなります。
アレキサンドライトレーザー(755nm)
黒や茶色などのメラニン吸収率が高い波長のため、色素の濃い毛に効果的です。
得意な部位:一般的な体毛
ダイオードレーザー(808nm)
痛みが少なく、やけどのリスクが低いのが特徴です。毛室や肌質を問わず治療が可能です。
得意な部位:一般的な体毛~デリケートゾーンの一部や男性の髭など
YAGレーザー(1064nm)
3種のレーザーで一番パワーが強く、痛みを感じやすいです。深めの層をターゲットとしており、VIOや男性の髭など、皮膚の深いところに毛根がある毛が得意です。
得意な部位:デリケートゾーンの一部や男性の髭など
毛周期について
毛周期とは毛の生え変わる周期のことです。引っ張ってもいないのに髪の毛や、まつげが自然と抜け落ちるのは、成長期を終えた毛が休止期に入るためです。
成長期
体幹部の毛であればおおむね数か月
全体の10~20%が成長期に相当(部位によって差はあり)
毛根に毛乳頭や毛母細胞が発現しており、レーザー照射により破壊できる
退行期
毛の成長が終了し、抜けるまでの期間
毛根と毛乳頭が離れており、レーザー照射しても毛乳頭を破壊できない
休止期
毛が抜け、生え変わるまでの期間
毛穴に毛根がなく、レーザー照射しても毛乳頭を破壊できない
医療脱毛の仕組みについて
医療脱毛の仕組みレーザーがメラニン色素に反応し、毛を生やす機能を破壊します。
反応した毛は2週間~3週間程度経過後スルスルと抜け落ちますが、まだ体の中に眠っていた毛が生えてきます。
通うペースとしては1か月~1か月半がおすすめです。
脱毛方式について
熱破壊式
強いエネルギーを瞬間的に与え、毛根・周辺組織を破壊する脱毛方式です。施術後2~3週間程度で毛が抜け落ち始めます。蓄熱式と比較すると痛みが強いです。
蓄熱式
比較的低いエネルギーを同じ部位に何度もあて、じんわりと熱を加え毛根周辺組織を破壊する脱毛方式です。熱破壊式と比較すると痛みが弱いです。
脱毛機器について
世の中には多くの脱毛機器が存在し、それぞれ特徴があります。
ライトシェアシリーズ
イスラエルのルミナス社の熱破壊式脱毛器です。ライトシェアデュエット、ライトシェアクアトロなど複数機種があります。ライトシェアシリーズの特徴として吸引式の脱毛という点が挙げられます。皮膚を吸引することにより皮膚と毛根の色のコントラストを作り痛みを和らげる効果があります。
スプレンダーX
イスラエルのルミナス社の熱破壊式脱毛器です。アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを同時照射できる機器です。照射径が大きく高スピードで照射できる点が特徴です。また冷風による冷却装置があるため照射時の疼痛をやわらげることが可能です。
ジェントルシリーズ
アメリカのシネロンキャンデラ社の熱破壊式脱毛器です。中空照射、冷却ガス装置がついておりジェルを使用する必要がないため施術時間を短縮できます。ジェントルマックスプロなどが有名です。
メディオスターシリーズ
ドイツのエースクレピオンレーザーテクノロジー社の蓄熱式脱毛器です。808nm, 940nm2種類のダイオードレーザーをブレンド照射する特徴があります。メディオスターネクストプロなどが有名です。
ソプラノシリーズ
イスラエルのアルマレーザー社の蓄熱式脱毛器です。ソプラノチタニウム、ソプラノアイスプラチナムなど種類があります。ソプラノチタニウムのほうが照射径が大きく、照射スピードが上がっている上位機種となります。
光脱毛(IPL脱毛)
主にエステで導入されます。機器本体の購入費用が安いため、施術費用も安くなるのが特徴です。効果が期待できない可能性もあるため注意が必要です。
自社開発製品
大手メーカーと比較し機械製造費が安く、医療脱毛にも関わらず、施術費用を安く設定しやすいです。各社大手メーカーのいいとこどりでカスタムが可能で、近年、新しい美容クリニックでは主流です。当院で導入している機器の特徴としてはアレキサンドライトレーザー(755nm)、ダイオードレーザー(808nm)、YAGレーザー(1064nm)の3波長のブレンド照射により、毛の深さに関係なく、幅広い毛質に対して効果的に照射をすることが出来ます。また、蓄熱式で施術することにより、痛みを感じにくく効率的に脱毛が可能となります。
施術前後で気を付けること
剃毛を必ずしてクリニックに来院
黒いものに反応して熱を発生させるレーザーのため毛が残っていると火傷のリスクが高くなります。安全に施術を進めるために可能であれば前日までに剃毛を行うことが推奨されます。
脱毛前後は必ず日焼け対策
日焼けをしたお肌はバリア機能が低下しており、レーザーを照射すると火傷のリスクが通常よりも高くなります。また日焼けをして黒くなったお肌ではレーザーを吸収しやすくこちらも火傷のリスクを上げることになります。
脱毛前後は保湿対策を入念に
レーザー照射後のお肌は一時バリア機能が低下しており、乾燥しやすくなります。また乾燥したお肌にレーザーを照射すると火傷が起きやすくなります。
医療脱毛におけるクリニック選びについて
医療脱毛は複数回の施術が必要なため、金額も高額になりやすく、何度もクリニックに通うことになるためクリニック選びを慎重に行う必要があります。特に以下のポイントに沿ってクリニックを選択すれば大きく間違えることは少ないかと思われますのでご参考にいただければと思います。
レーザーの種類が選択できるかどうか
レーザーが複数選択できるか確認しましょう。1~2種では抜けきらない毛が発生します。クリニックによってはエステと似たような光脱毛(IPL脱毛)を行っているところもありますので注意しましょう。
アクセスの良さ
お肌の施術と違い、ダウンタイムがないため、自宅や職場の近くなどアクセスのいいクリニックを選びましょう。わざわざ遠出して通うようなクリニックでは徐々に足が遠のいてしまい本末転倒です
当院の医療脱毛の特徴について
当院で導入している機器の特徴としてはアレキサンドライトレーザー(755nm)、ダイオードレーザー(808nm)、YAGレーザー(1064nm)の3波長のブレンド照射により、毛の深さに関係なく、幅広い毛質に対して効果的に照射をすることが出来ます。また、蓄熱式で施術することにより、痛みを感じにくく効率的に脱毛が可能となります。しっかり時間をかけて丁寧に照射させていただいております。そのため施術の丁寧さに関して患者様からお褒めの言葉をいただくこと、お知り合いの紹介もしていただくことが多いです。
医療脱毛をどこのクリニックで行うか迷っている場合は是非一度当院のカウンセリングへお越しください。
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